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「文化庁令和5年度 概算要求」にハラスメント防止対策への支援が盛り込まれました

新たに発出された文化庁「令和5年度 概算要求」にハラスメント防止対策への支援が新たに盛り込まれました! 以下のリンクより、4ページ目に記載されています。




(4)ハラスメント防⽌対策への⽀援

【新規】 作品や公演単位で実施するハラスメント防⽌対策に必要な経費を⽀援する

件数・単価︓【作品・公演単位】75件×上限20万円(予定)


 この支援策の策定に至るまでには、ハラスメント被害に声を上げた多くの当事者の方、改善のために省庁要請を行った多くの個人・団体の後押しがあったことは間違いありません。


 韓国では撮影前のハラスメント講習の経費をKOFICが負担することで、映画制作費の多寡に関わらず業界内で徹底したハラスメント防止を実現することに成功しつつあります。それはつまり、ハラスメントの問題を個々人・団体の責任のみに帰結させず、文化に関わる私たち全体の問題として取り組んでいくという決意のあらわれでもあるはずです。私たちは日本におけるハラスメント対策の大切な一歩となるはずのこの文化庁の支援策を評価します。


 しかし、これはあくまで概算要求でしかなく、財務省の精査を経て翌年度の政府予算案に反映されるかはまだ分かりません。この制度が必要と思われる皆様は、ぜひ賛同の声をあげて頂ければ幸いです。


日本版CNC設立を求める会(action4cinema)一同


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